徳島県で働く人にとって、かなり大きなニュースが入ってきました。
2026年8月24日、徳島地方最低賃金審議会は、徳島県の最低賃金を現在の時給1,046円から、
時給1,103円
へ引き上げるよう徳島労働局長に答申しました。
引き上げ額は、
57円。
率にすると、
約5.4%アップ
です。
適用は2026年11月1日の予定となっています。
ついに徳島の最低賃金も1,100円を突破することになりそうです。
では、実際に働く人の給料はどのくらい増えるのでしょうか。
今回は徳島県民目線で考えてみます。
徳島県の最低賃金は1,046円→1,103円へ
今回の答申内容は非常にシンプルです。
現在:1,046円
↓
改定後:1,103円
↓
+57円
となります。
中央最低賃金審議会が徳島県について示した目安は56円でしたが、徳島ではそこからさらに1円上乗せする形となりました。
たった57円と思うかもしれません。
しかし、年間で考えると意外と大きな金額になります。
月100時間働く人なら月5,700円アップ
例えば最低賃金で、
月100時間
働いている人を考えてみます。
現在なら、
1,046円×100時間
=104,600円
です。
新しい最低賃金なら、
1,103円×100時間
=110,300円
となります。
差額は、
月5,700円。
1年間同じペースで働けば、
年間68,400円
の違いになります。
これは結構大きいですよね。
月160時間なら年間約11万円アップ
フルタイムに近い、
月160時間
で計算するとどうでしょうか。
現在は、
1,046円×160時間
=167,360円
改定後は、
1,103円×160時間
=176,480円
差額は、
月9,120円。
年間では、
109,440円
になります。
単純計算ではありますが、
年間約11万円の賃上げ
と考えると、57円の違いもかなり大きく感じます。
徳島でも「時給1,100円」が普通になる?
個人的に今回のニュースで印象的なのが、
徳島でも最低賃金が1,100円を超える
ということです。
少し前まで徳島でアルバイトを探すと、
「時給900円台」
も珍しくありませんでした。
それが最低ラインそのものが1,100円を超えるところまで来ました。
最低賃金が1,103円になれば、
時給1,100円では最低賃金を下回る
ことになります。
そのため求人広告でも、
「時給1,150円」
「時給1,200円」
といった募集を今まで以上に見かけるようになるかもしれません。
アルバイトだけの話ではない
最低賃金というと、
「学生アルバイトの話でしょ?」
と思うかもしれません。
でも、そうとは限りません。
パートやアルバイトだけでなく、最低賃金は原則として正社員などを含め、対象となる労働者に適用されます。
月給制の場合でも、時間額に換算した賃金が最低賃金を下回っていないか確認する必要があります。
最低賃金に近い水準で働いている人にとっては、今回の引き上げはかなり身近な話です。
一方で徳島の企業には負担増
もちろん、働く人にとっては賃金が上がるのはうれしい話です。
一方で、
給料を支払う企業側
から見ると事情が変わります。
特に影響を受けそうなのが、
飲食店
小売店
スーパー
コンビニ
介護
宿泊施設
など、多くのパート・アルバイトを雇用している業種です。
例えば最低賃金付近で働くスタッフを10人雇い、それぞれ月100時間働いていると仮定すると、
57円×100時間×10人
=月57,000円
単純計算で人件費が増えます。
年間なら、
68万4,000円。
小さなお店にとっては無視できない金額です。
値上げにつながる可能性も
そこで気になるのが、
商品の値段です。
人件費が増えれば、企業側はどこかでそのコストを吸収する必要があります。
生産性を上げる。
利益を減らす。
商品価格を上げる。
セルフレジなどを導入する。
営業時間を短くする。
いろいろな方法があります。
最低賃金が上がること自体は働く人にとってプラスですが、同時に物価まで上がれば、
「給料は増えたけど生活はあまり楽にならない」
という可能性もあります。
ここは今後注目したいところです。
「徳島は給料が安いから都会へ」という流れは変わる?
もう一つ、徳島県民として考えたいのが若者の県外流出です。
徳島から大阪や東京へ出る理由はいろいろありますが、
賃金の高さ
も一つでしょう。
もちろん最低賃金が1,103円になったからといって、都市部との賃金格差が一気になくなるわけではありません。
ただ、地方の賃金が上がっていけば、
「徳島は生活費が比較的低いけど、給料も極端に低い」
という状況が少しずつ変わる可能性があります。
個人的には、ここが結構重要だと思っています。
徳島で暮らすメリットは大きくなる?
徳島で生活する場合、東京や大阪などの大都市と比較すると、住居費などを抑えやすいケースがあります。
そこに賃金上昇が加われば、
「地方で稼いで地方で暮らす」
という選択肢は以前より魅力的になるかもしれません。
特に、
家賃
駐車場代
住宅価格
などは生活費への影響が大きい部分です。
重要なのは単純な時給ではなく、
「給料-生活費で、いくら手元に残るのか」
だと思います。
最低賃金1,103円をどう見る?
個人的には今回の引き上げは、働く人にとってはかなり大きいと思います。
57円という数字だけを見ると小さく感じますが、
月160時間なら年間約11万円。
これは無視できません。
一方で徳島には小規模な企業や個人店も多いため、
急激な人件費上昇に耐えられるか
という問題もあります。
賃上げと同時に、
企業の生産性向上や省力化をどう進めるか
も重要になってくるでしょう。
まとめ|徳島の最低賃金は1,103円へ
2026年8月24日、徳島地方最低賃金審議会は徳島県の最低賃金について、
1,046円 → 1,103円
へ引き上げるよう答申しました。
引き上げ幅は、
57円(約5.4%)。
適用は、
2026年11月1日の予定
です。
月100時間働くなら単純計算で年間68,400円。
月160時間なら年間109,440円。
働く人にとってはかなり大きな変化です。
その一方で、企業にとっては人件費増加という課題もあります。
賃金上昇によって徳島で働く魅力が高まるのか。
そして、人件費増加が物価や店舗経営にどう影響するのか。
「最低賃金1,100円時代」に入る徳島がどう変わっていくのか、今後も注目したいですね。

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