50%もお得なのに、なぜ申し込みが伸びないのでしょうか。
徳島県が実施している「とくしま 食べて!呑んで!応援キャンペーン」のプレミアム付き食事券。
2,000円で3,000円分、4,000円で6,000円分使えるという、かなりお得な食事券です。
ところが、9月11日午後5時時点での申し込みは5万7,771冊。
発行予定の37万5,000冊に対して、わずか**15.4%**にとどまっています。
申し込んだ人は1万9,584人でした。
徳島県は、利用できる店舗の少なさや周知不足などが要因とみています。
さらに、申し込みには「セブンチケット」の会員登録が必要で、手続きが煩わしいという声もあるようです。
なぜ50%もお得な食事券の申し込みが伸びていないのか。
徳島県民の目線から考えてみます。
プレミアム食事券の申し込みは15.4%
徳島県のプレミアム付き食事券は、物価高騰の影響を受けている県内の飲食店と家庭を支援するために実施されるものです。
9月11日午後5時時点の申し込み状況は次のようになっています。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 発行予定 | 37万5,000冊 |
| 申込冊数 | 5万7,771冊 |
| 申込率 | 15.4% |
| 申込者数 | 1万9,584人 |
申し込み開始は9月4日。
締め切りは**9月17日(木)**です。
締め切り6日前の段階で約15%ということなので、かなりの食事券がまだ申し込まれていないことになります。
申し込んだ人は平均2.95冊!食事券自体は人気?
ここで個人的に気になった数字があります。
申込冊数は5万7,771冊。
申込者数は1万9,584人です。
単純に割ってみると、
57,771冊 ÷ 19,584人 = 約2.95冊
となります。
今回の食事券は1人につき最大3冊まで申し込めます。
つまり、申し込んだ人は平均すると、ほぼ上限の3冊を申し込んでいることになります。
これは結構面白い数字ではないでしょうか。
「申し込んだけれど1冊だけ」という人が多いわけではありません。
むしろ、一度申し込んだ人は上限近くまで申し込んでいる。
そのため、
食事券そのものに魅力がないというより、「そもそも申し込みまで進む人が少ない」
という見方もできそうです。
50%お得なのになぜ申し込みが少ない?
食事券の内容だけを見ると、かなりお得です。
「徳島で食べてく?クーポン」は、
2,000円で購入 → 3,000円分利用可能
なので1冊につき1,000円お得です。
「徳島で呑んでく?クーポン」は、
4,000円で購入 → 6,000円分利用可能
なので1冊につき2,000円お得です。
どちらもプレミアム率は50%。
最近の物価高を考えると、50%という数字はかなり大きいですよね。
それでも申し込みが伸びていません。
徳島県は、その要因として利用できる店舗の少なさや周知不足を挙げています。
これは、以前このブログでプレミアム食事券を紹介したときにも気になっていたところです。
いくら50%お得でも、
「自分が普段行く店で使えるの?」
というところが分からなければ、申し込みをためらう人はいると思います。
特に外食をあまりしない人なら、12月末までに使い切れるのかという心配もあるでしょう。
「セブンチケット登録」が少し面倒?
もう一つ考えられるのが、申し込み方法です。
WEBから申し込む場合は、セブンチケットを利用します。
セブンチケットを初めて利用する場合には、無料の会員登録が必要です。
申し込みから購入までの大まかな流れは、
セブンチケット会員登録
↓
食事券を申し込む
↓
抽選
↓
当選通知
↓
セブン‐イレブンで代金を支払う
↓
食事券を受け取る
となっています。
もちろん、一つ一つはそれほど難しい手続きではありません。
ただ、
「2,000円払えば3,000円の商品券がその場でもらえる」
という単純な仕組みと比べると、少し手順が多い印象はあります。
特に、
「セブンチケットを使ったことがないから、会員登録からしないといけない」
となると、
「また後でやろう」
と思って、そのまま忘れてしまう人もいるのではないでしょうか。
WEBで申し込めない人向けには往復はがきによる申し込みも用意されていますが、こちらもはがきを用意して記入・郵送する必要があります。
50%というプレミアム率だけではなく、申し込みまでの手間をできるだけ小さくすることも重要なのかもしれません。
利用できる店舗がまだ増えている途中
もう一つ重要なのが、利用できる店舗です。
実は、プレミアム食事券の参加店舗は現在も募集されています。
店舗側の登録期間は、
2026年10月31日まで
となっています。
そのため、現在発表されている店舗だけで確定というわけではありません。
利用店舗は順次追加されています。
食事券を使える期間は、
2026年10月1日~12月31日
です。
つまり、食事券の申し込み時点では対象店舗がまだ増えている途中ということになります。
これは制度上仕方のない部分もありますが、利用者からすると、
「申し込む前に、自分が使いたい店が対象なのか確認したい」
と思うのは自然でしょう。
対象店舗が増えていけば、食事券の使いやすさも変わってきます。
個人的には「対象店舗が何店あるか」以上に、普段利用する店が対象になっているかを確認してから購入を考えるのがいいと思います。
申し込みが少なければ再募集へ
現在の申し込み締め切りは、
2026年9月17日(木)
です。
そして今回注目したいのが、再募集です。
徳島県は、現在の募集で申し込みが少なかった場合には再募集する方針です。
9月11日時点では発行予定37万5,000冊に対して5万7,771冊。
もちろん締め切り直前に申し込みが増える可能性はありますが、この時点では大量の食事券が残っています。
今回申し込みを忘れてしまった人にも、もう一度チャンスが出てくる可能性があります。
ただし、まずは現在の募集が9月17日までとなっています。
購入したい人は、再募集を待つよりも現在の受付期間中に申し込んでおいた方が確実でしょう。
まとめ|「お得さ」だけでは人は動かない?
徳島県のプレミアム付き食事券は、9月11日時点で発行予定37万5,000冊に対し、申し込みは5万7,771冊。
申込率は**15.4%**でした。
一方で、申込者1万9,584人で割ると、1人当たりの申込冊数は約2.95冊。
上限が3冊なので、申し込んだ人の申込冊数は平均でほぼ上限に達しています。
ここは今回の数字で興味深いところです。
食事券そのものは50%のプレミアムが付きます。
それでも申し込みが伸びていない背景として、県は利用店舗の少なさや周知不足を挙げています。
さらに、セブンチケットへの会員登録など、申し込みまでにいくつか手続きが必要なことも、利用者にとっては小さなハードルになっているのかもしれません。
また、参加店舗は現在も増えている途中です。
「50%もお得だから買う」というだけではなく、
自分が普段利用する店で使えるか
を確認したうえで判断するのがよさそうです。
現在の申し込みは9月17日まで。
申し込みが少なかった場合には再募集も予定されています。
50%という大きなプレミアムがありながら、なぜ申し込みが伸びなかったのか。
行政のキャンペーンを考えるうえでも、興味深い事例になりそうです。


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