徳島県鳴門市で、鉄道撮影をしていた「撮り鉄」と車の運転手との間でトラブルが発生し、全国ニュースになりました。
2026年8月14日、JR高徳線の踏切付近に多くの鉄道ファンが集まり、車の通行を巡ってトラブルになったとみられています。
詳しい事件内容についてはここでは触れませんが、今回のニュースを見て、
「徳島ってそんなに撮り鉄が集まる場所なの?」
と思った人もいるのではないでしょうか。
実は徳島には、鉄道ファンにとって面白い車両や風景があります。
今回は事件そのものではなく、徳島でどんな列車を撮影できるのか、そして鉄道撮影で守りたいルールについて考えてみます。
徳島で撮り鉄は何を撮っている?
徳島の鉄道の大きな特徴が、JR線がすべて非電化であることです。
東京や大阪のように線路上に架線が張られておらず、ディーゼルエンジンなどで走る「気動車」が中心です。
そのため、都会とはかなり違った鉄道写真を撮ることができます。
注目① キハ185系
鉄道ファンに人気がある車両の一つが、
キハ185系
です。
国鉄末期の1986年に登場した特急形気動車で、現在も徳島線の特急「剣山」などで活躍しています。
さらに一部の車両は国鉄色に復刻されています。
2026年1月には、国鉄色のキハ185系2両を使った臨時特急「やくおうじ」が牟岐線を走り、沿線には多くの鉄道ファンが集まりました。
新しい車両では出せない、昔ながらの雰囲気があります。
鉄道好きがカメラを向けたくなるのも分かりますね。
注目② 特急「剣山」
徳島駅と阿波池田駅を結ぶのが、
特急「剣山」(つるぎさん)
です。
こちらでもキハ185系を見ることができます。
通常とは異なる編成や国鉄色の車両が入ると、撮影する鉄道ファンから注目されることがあります。2026年3月にも、国鉄色を含むキハ185系4両編成を撮影するため沿線に鉄道ファンが集まった例があります。
吉野川や田園風景と列車を一緒に撮影できるのも、徳島線の面白さだと思います。
注目③ 「藍よしのがわトロッコ」
ちょっと華やかな列車を撮りたいなら、
藍よしのがわトロッコ
もあります。
徳島から阿波池田方面を走る観光列車で、吉野川沿線の景色を楽しめる列車です。
乗って楽しむのはもちろん、徳島らしい風景と一緒に写真に収めるのも面白そうです。
なぜ今回のようなトラブルが起きる?
鉄道撮影そのものには、もちろん問題ありません。
問題になるのは、
「いい写真を撮りたい」という気持ちが、周囲への配慮より優先されてしまうこと
だと思います。
今回の鳴門のケースでは、多くの撮影者が集まり、道路の通行を巡ってトラブルになったと報じられています。
一人なら邪魔にならなくても、10人、20人と集まれば状況は変わります。
撮影場所は「撮り鉄専用」ではない
ここが一番伝えたいところです。
田んぼの横にある道路。
小さな踏切。
列車がきれいに見える橋。
鉄道ファンからすると「撮影スポット」かもしれません。
でも、地元の人からすれば、
毎日の生活道路です。
農家の人なら農作業に使っているかもしれません。
写真を撮る人よりも、そこで生活している人が普通に道路を使えることが優先されるべきでしょう。
徳島で撮り鉄を楽しむなら守りたい7つのこと
鉄道撮影を楽しむなら、最低限、
① 道路をふさがない
② 車が来たらすぐに道を空ける
③ 線路や踏切内に立ち入らない
④ 私有地や田畑に勝手に入らない
⑤ 三脚で歩道や道路を占有しない
⑥ 大人数になったら、より周囲に配慮する
⑦ ゴミは必ず持ち帰る
このあたりは守りたいところです。
そして、
「ここから撮ったら最高の写真になる」
と思っても、立入禁止なら入らない。
当たり前のことですが、これが一番大切です。
地元の人に嫌われたら撮影場所そのものがなくなる
これは撮り鉄にとっても重要な話だと思います。
撮影者のマナーが悪く、
「また鉄道ファンが来た」
と地域住民から嫌われるようになれば、結果的に撮影しにくくなります。
逆に、
挨拶する。
車が来たら道を譲る。
ゴミを残さない。
これだけでも印象はかなり違います。
鉄道ファン自身が撮影環境を守る意味でも、マナーは重要でしょう。
徳島は鉄道写真と相性がいい
今回の事件だけを見て、
「撮り鉄=迷惑」
となってしまうのは、個人的にはもったいないと思います。
徳島にはキハ185系をはじめとする気動車が走り、吉野川、山、田園風景など、徳島らしい景色があります。
架線がない非電化路線だからこその、すっきりした鉄道風景もあります。
鉄道を撮影する趣味自体は面白いものです。
だからこそ、
「いい写真を撮る」より「ルールを守る」を優先する。
これが大切なんじゃないでしょうか。
まとめ|徳島で気持ちよく鉄道撮影を楽しもう
鳴門市で発生した今回のトラブルをきっかけに、「撮り鉄」が改めて注目されました。
でも、問題なのは鉄道写真を撮ることそのものではありません。
徳島にはキハ185系、特急「剣山」、藍よしのがわトロッコなど、鉄道ファンなら撮影したくなる列車があります。
そして、その列車が走っている場所にはそこで暮らしている人たちがいます。
道路をふさがない。
私有地に入らない。
車や歩行者を優先する。
そして地元の人に迷惑をかけない。
ルールを守ってこそ、鉄道撮影は長く楽しめる趣味になる。
今回の出来事を、改めて撮影マナーについて考えるきっかけにしたいですね。


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